子ども教育学科 / ゼミ・研究室

笠原ゼミ

笠原ゼミでは、すべての教科の基礎であり、社会に出てからも必要とされる国語の力をつける小学校国語教育の在り方について検討するテーマを扱います。子どもの学びへの意欲や地域の素材を大切にしながら、適切に表現したり、正確に理解したりする力の育成に寄与する国語科の学習方法について考えます。

<卒業研究テーマの一例>
「自主教材への取り組み 〜加古里子の科学絵本の教材化〜」
「レオ=レオニの世界 〜「スイミー」の授業を中心として〜」
「環境教育と絵本 〜「くちばしの折れたコウノトリ」で学ぶこと〜」
「学校図書館の活性化に関する一考察」

出村ゼミ

出村ゼミでは、興味のある対象を「測定」し、「評価」します。子ども達の好ましい発育発達につなげるため、生活環境に応じて年々変化している子どもの体力や運動能力を「測定」し、「評価」することで現状や問題点を明らかにすることを目的とした研究を行っています。

<卒業研究テーマの一例>
「就寝時間と運動能力の関係」
「スマートフォンを用いた新たなボール投げ能力測定法の開発」
などがテーマとして考えられます。

青井ゼミ

青井ゼミでは、子育て支援、保護者支援、児童家庭福祉全般(少子化対策、児童虐待、ひとり親家庭、社会的養護等)、特別保育(障害児保育、病児・病後児保育等)などを主なテーマとして研究をすすめていきます。「実践や現場につながる研究」をモットーに、可能な限り、保育者や保護者を対象としたアンケートやインタビューなどを通して、理論と実践を結びつける作業を大切にします。ゼミのメンバーを中心に、地域の活動やボランティア活動に参加することもあります。

<卒業研究テーマの一例>
「ひとり親家庭へのイメージ」
「子育て中の母親が感じるストレスの実態とその対処に関する一考察」
「障がいのある子どもの保護者に対する支援」
「福井県における療育手帳制度の実態」

柿本ゼミ

柿本ゼミでは,絵本や児童文学などをはじめとした子どもの文化に関するテーマを扱います。子どもの文化は、時代や社会の影響を色濃く反映するものであることを踏まえつつ、ひとつの物語が時代と共に変容していく様を異なる時代の絵本や文学作品・新聞記事などを収集し比較・検討したり、質問紙調査やインタビューなどを用いて文化財や教材の現場での活用状況を調査したりと、それぞれの問題意識に沿った研究手法で課題に取り組んでいきます。どのような物語をどのような形で次の世代へ手渡していくべきかを自分自身で判断できる、すぐれた批評眼をもった保育者・教育者の育成を目指しています。

<卒業研究テーマの一例>
「日本神話の浸透性」
「小学校国語科『伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項』に関する意識調査」
「保育における大型絵本の受容」
「障がい児教育における絵本読み聞かせの効果について」
「オノマトペ絵本『もこもこもこ』の人気」

中野ゼミ

中野ゼミ

中野ゼミでは,音楽に関連するテーマを扱います。音楽の領域から、保育・教育に関わるテーマを設定し、音楽作品の研究や文献の調査などを行います。また、子どもの音楽活動の実践を行ったり、ゼミのメンバー自身によるアンサンブルの演奏活動を行う事もあります。

<卒業研究テーマの一例>
「しゃぼん玉」と「証城寺の狸囃子」から童謡を読み解く
「電子楽器の使用実例とこれから」
「子どもと大人の音楽の感じ方について」~ピアノ演奏による実践を通して~
「子どもの音楽表現」~即興表現の実践を通して

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野田ゼミ

幼児期や児童期における子どもたちを中心とした、人の発育発達に関わる様々な問題について、身体活動、運動あそび、健康、生活習慣などの観点からアプローチを試みながら研究を行います。文献学的研究、調査研究、実験研究など用いる研究手法は多様ですが、私たちの身の回りで起こる日常生活のできごとに常に興味関心を持ち、積極的な姿勢で取り組むことが大切です。

<卒業研究テーマの一例>
「小学校学習指導要領体育科における調整力の変遷」
「保育者を目指す学生の伝承遊びに対する認識」
「地域社会における屋外遊具の設置及びその安全管理について」
「学校給食の実態及び家庭での食事環境・生活習慣が給食意識に及ぼす影響」
「日本における子どもの靴教育に関する一考察」
「小学校校歌の歌詞に込められた健康観・体力観に関する一考察 -越前市・鯖江市・福井市の公立小学校を対象として−」

伊東ゼミ

伊東ゼミでは,造形、図工、美術の領域から子どもの発達と環境、保育・教育に関わるテーマを扱います。自分が興味のあるテーマを設定してそれに基づいて文献の調査や制作をしながら探求していきます。最後は論文としてまとめたり、制作を中心に研究報告書としてまとめたりしていきます。

<卒業研究テーマの一例>
「幼児が利用できる知育玩具としての布絵本」
「子どもが楽しめる造形的遊具の開発」
「子どもを魅了するトリックアート絵本の特性について」
「ダンボールおもちゃについて-すべり台制作を通して-」

石川ゼミ

石川ゼミでは、保育の制度や歴史、次世代育成施策、保育者の養成等に関するテーマを扱います。保育原理、保育者論、保育内容総論など、私が担当する授業内容に関連することを中心に、自ら課題を捉えて研究を進めるようにしています。ゼミでは、共通の文献を読み合ったり、各自のテーマに関する文献をレポートにまとめて報告したりしています。卒業研究では、文献研究やアンケート調査など多様ですが、フィールドに出かけて行って実践させていただいたり、インタビューをお願いしたりして、現場の状況を踏まえた内容にすることを重視しています。

<卒業研究テーマの一例>
「一小学校区における保幼小連携の現状と課題」(平成24年度)
「世界の母子健康手帳について」(平成25年度)
「多文化共生保育に関する一考察」(平成26年度)
「児童館の現状と課題についての一考察」(平成26年度)

西出ゼミ

西出ゼミでは,自然科学分野(特に生物学)における研究テーマについて探求することによって、科学的なものの見方や考え方をトレーニングします。なぜなのか? 何なのか?どういうことなのか? 問い続け、答え続けることが大切です。身の回りには不思議なことで満ちあふれています。まずは、その不思議なことに出会うこと、不思議に気づくこと、不思議を見つけることから始めましょう。不思議の扉は開かれることを待っています。皆さんの探究心で不思議の扉を開き、新しい世界を見てみましょう。

<卒業研究テーマの一例>
「保育園におけるダンゴムシを用いた科学教育プログラムの開発」
「ダンゴムシの交替性転向反応が生じるメカニズムの解明」
「電気回路の理解に有効な水流モデルの製作とその指導方法」
「交替性転向反応は動物に共通する行動なのか?」

大野木ゼミ

自学自習の行動と成果をはっきりと意識して表現することを大切にしています。質問紙法、観察法、面接法、アクション・リサーチ、文献的研究などの諸方法のトレーニングにより実践力を育成しますが、そこから先は自分のテーマに対してどの方法論を選択して進めるかを十分に議論します。選んだテーマと切り口は結果的に各自さまざまになりますが、むしろ方法論的な手続に目配りがされ、論理展開が慎重で良質であることを目指します。

<卒業研究テーマの一例>
「サンリオキャラクターの魅力・可愛い理由とは?」
「地域の教育力としての地元ミュージカル活動の可能性」
「子どもは架空の想像物をいつ頃から認識し始めるか」
「子どもの頃の記憶に関するアンケート調査」
「コウノトリ絵本の研究-地域学習の立場から-」

高野ゼミ

高野ゼミ

文献学的な手法によって教育・保育に関する諸問題を考えていきます。ご覧の通り、卒業研究のテーマは各自でバラバラですが、本ゼミではこのことを逆手にとって、①自分の関心や意見を「他者」との関係のもとに位置付けていくこと、②自分の関心や意見を「他者」に届き得る言葉へと練り上げること、そして、③「他者」の意見にたとえ共感できずとも、それを理解しようとすること、の3点を重視しています。

<卒業研究テーマの一例>
「江戸時代における「個に応じた教育」―中江藤樹、吉田松陰を中心に―」
「『わすれられないおくりもの』とデス・エデュケーション」
「泥だんごの魅力」
「教材としての妖怪」
「我が国の言語障害教育―ことばの教室を中心に―」

鈴木ゼミ

鈴木ゼミ

鈴木ゼミでは、保育・幼児教育における子どもの様々な領域の発達とそれを支える保育者のかかわり、環境構成、カリキュラムに関するテーマを扱います。普段の講義で学んだことと各学生の問題意識を発展させ、現代の保育・教育ニーズに応えられる保育者の育成を目指しています。保育・教育に関わる文献を読んで、保育者の援助のあり方について討論したり、子どものおもちゃで遊ぶことを通して遊びの展開や援助について考えたりします。

<卒業研究テーマの一例>
「幼児期の道徳性を培うための保育者の援助」
「保幼小連携に向けての保育者の取り組み」
「幼児の自然体験活動に関する研究」
「保育者の言葉がけが幼児の主体性のある遊び行動にもたらす影響」

伊禮ゼミ

伊禮ゼミでは、国際調査(TIMMS・PISA)や国内調査(全国学力・学習状況調査等)の公表結果から算数・数学教育の現状や課題を把握したり、実際の授業を、数学的活動(数学的問題解決の過程/数学化サイクル)の視点から考察しながら、自己の興味・関心のある課題を発見し、研究テーマを明確化していきながら、算数・数学の楽しい授業づくりに直結するような実践的な研究を中心に進めていきます。また、ゼミのメンバーを中心に、「算数・数学おもちゃ箱」など地域の子どもたちや保護者を対象とした算数・数学を楽しむ活動に参加することも考えています。

<卒業研究テーマの一例>
「幼児期における知育玩具の効果に関する考察」
「読み聞かせの間接体験による数量や図形、 文字等への感覚形成に関する考察」
「算数における内包量の概念的知識獲得について」
「中学校数学科における "中1ギャップ" に関する考察」

篭谷ゼミ

篭谷ゼミ

篭谷ゼミでは、「情報ネットワークを活用した知の共有とマルチメディアの教育利用」を中心にテーマを設定します。そして、関連する知識や技術を得ながら、最終的に何らかの制作物を完成させたり、調査によって現状の分析と問題提起を行いその解決を目指します。また、そのような制作・調査に関連して、他大学や学外機関・団体(行政,NPO,研究会・企業)との連携による活動も行います。

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