佐藤ゼミでは、健康と栄養にかかわるあらゆる事象をテーマにします。専門は臨床栄養・骨代謝ですが、これらにこだわることなく「学生が興味を持ったテーマについて、どのような方法で調べれば、何を解明することができるのか」を考えながら進めます。また、健康と栄養にかかわる地域活動にも積極的に参加し、啓発活動・食育を実践します。
<卒業研究テーマの一例>
・「大学生の食塩摂取に関する実態調査」
・「高校生男女に対する骨密度及び日常生活調査」
・「大学生におけるSNSと食に関する調査」
・「就寝前行動による生活習慣への影響」
・「健康寿命延伸に向けた食生活改善推進員の活動について」
・「大学生における和食に対する意識の実態」など
生活習慣病を主とした疾患に対する栄養管理、リンやビタミンDの代謝異常の理解、疾患における栄養代謝の変動に関することを扱います。私たちの身体では各種栄養素や薬物がどのような調節により代謝(消化・発酵・吸収・排泄)され、どのような生理作用を発揮しているのか?現在あるいは将来、私たちを取り巻く社会や環境において栄養学的に何が問題であり、何が未解明なのか?を科学的に明らかにすることを大切にしています。福井大学や福井県立大学、福井県栄養士会等と連携し、福井県における「健康長寿と疾患、心と栄養」について授業や実習、研究を通じ、科学的エビデンスに基づく栄養療法を開発し、高い専門性を有する管理栄養士の育成につなげたいとを考えています。
<卒業研究テーマ>
・カルシウム・リン・ビタミンD代謝の調節(ホルモンによる栄養代謝調節の研究)
・時間栄養学を応用した新しい食育・栄養管理(時計遺伝子による栄養代謝調節の研究)
・腎不全時の栄養代謝異常と栄養管理(糖・脂質・骨代謝異常、動脈硬化、腎性貧血の研究)
・ライフステージ栄養学から考える実践研究(小中学生、高齢者の健康栄養管理の研究)
人が健康な身体を維持したり、何か行動したりするときには、単に「何かを知っている、わかっている」という知識面以外にもいろいろなことが関係しています。そのため、栄養教育では、対象者の周りの環境を含めて今どんな状態にあるかを把握・理解することが欠かせません。細田ゼミでは、学生の興味ある食・健康に関わるテーマについて、現状や課題を知り、それに対してどのような教育・支援ができるかを考えるために、さまざまな調査の方法を活用して研究を進めます。教員の専門は学校教育ですが、対象や分野をそれだけに限定せず取り組んでいます。また、調査だけでなく、地域に出て実際の食育も行っています。
<卒業研究テーマの一例>
「大学生のメディアの利用が食・美容行動に与える影響」
「高校生の家庭での食に関する主観的QOLに関する要因について」など